Yumiko-A2009-08-26

日本に帰国した時に参加予定のFreeFormのワークショップ。今からとっても楽しみです。当日持って行くモチーフを編む時間は少し先になってしまいそうだけれど、色と素材だけでも決めてしまおうと 今日は朝から 毛糸をあちこちから引っ張り出してきた。素材と色たちが決まってしまえば 気が楽。

FreeFormを一から始めるのは 久しぶりのこと。随分前に作ったスクランブルたちも 毛糸からまぎれて出てきて なつかしかった。
私がフリーフォームという言葉を知ったのはアリゾナに住んでから。それ以来 それぞれ 違うスタイルのFree Formをしている3人の先生たちのワークショップに参加してみた。

初めてのworkshop
これはそのworkshopで作った編地。(私のFree Form第一号)

フリーフォームとは自由な発想で頭の中でイメージを膨らませながら 素材を変えたり 色を変えたり、編地を変えていく作法のこと。それまでの編み物の知識を少しずつ引っ張り出してきて 集合させながら 出来上がっていくフリーフォームは本当に楽しい!と思った。でもそれと同時に 自由な発想が浮かんでこない自分にも気がつかされた。まずは どこから始めてもいいよと言われても そのどこでも、、というのができない。Cindy(先生)が鎖編み4目から始めてみたら?と言ってくれた言葉で 最初の一目が始められたようなもの。私は かなりの整理整頓派だから 当時(今も?)最初に全体図が決まっていないと安心できないところがあった。
ワークショップの後にも 夢中で あれこれフリーフォームの編地を作ってみた。



二つ、三つ作っていくと 色は違うものの、どれも似たような印象で 新鮮さがなくなってきた。丸みがあって、モチーフを寄せ集めたように見えると思い始めたけれど、丸みを崩せる方法が自分ではわからなかった。と思っていた頃 いいタイミングで あまり見かけないFreeFormのワークショップを見つけた。今は親しい友人となったテリーのワークショップ。


2回目のワークショップ

テリーのFreeFormは 一つ一つのパーツが大きくて、布のパッチワークのような印象。ここアリゾナでも着れるようにと 薄めに仕上げているのと 彼女は言っていた。私のFreeFormは凹凸があって硬い印象で 着るなんてことはちょっと無理。
ワークショップの最初に自己紹介をするチャンスがあったので 持参したフリーフォームの編地を見せて、印象を変えたいのでそれを学びたいと言った。ワークショップの間 テリーは何度も私の手にした素材や編み針を別のものにするようにとアドバイスをくれた。気がつくと 私は自分の好きな編地や素材ばかり使っている。テリーのワークショップでは テリーが持参した いくつもの毛糸を自由に使っていいことになっていて、多くが 私が選ばないような素材や色ばかり、それをできるだけ使うようにしたら、これまでとは少し違ったイメージのものが出来上がった。

この頃から 針の選び方が少し変わったかな。モチーフのような丸みも少し取れてきた気がする。



そして3回目のワークショップ。

FreeFormの世界では 知らない人はいないほど有名なPrudenceのワークショップ。
http://d.hatena.ne.jp/Yumiko-A/20070104
場所は ラッキーなことに うちから車で15分ほどのところ。
このワークショップでは とにかくサンプルが山のようにあった。毛糸は自分で持参することになっていたけれど 主催した毛糸会社の毛糸が多くテーブルの上に置かれていて 自由に使えるようになっていた。
クラスのスタイルは 5枚のページにぎっしりと書かれていた編地パターンを編むということだった。これらはPrudenceがFreeFormに使えるというお勧めの編地で それを何目何段編んでも いいということだった。新しい編地パターンを教えてもらいながら 参加者がそれぞれ編み上げていく編地の違いを比べて楽しむといった内容での進行だった。結果的に それは カバンに仕上げるというゴールで カバンの型も配られた。

私はこのときも それまで作ったFreeFormの編地を持参して Prudenceに見てもらった。彼女だったら どこをどういう風に変える?と聞いたりして アドバイスをもらった。

まだまだ 私の脳みそは硬く、FreeFormの名のとおり 自由に手が動くわけではないけれど、FreeFormの魅力は変わらないまま。このカバンの後から、FreeFormとは全く別の 編地も目数も決めて仕上げるパターンの仕事が忙しくなってしまい ほとんどFreeFormを楽しむ時間はなくなってきてしまったなあ。
ますます 私の脳みそは硬くなってきてしまったのではないかしら?

こんなことを書きながら、来月の殿内みつ子さんのワークショップに持参するモチーフはどんなモチーフにしようか考えている。
私は 並太ほどの毛糸を使うことが多いけれど、思い切って殿内みつ子さんがよく使われているような スムースで細めの毛糸にした方がいいのかしら。でも私の通常使っているタイプの毛糸でも 技術は変わらず学べるはず。。。。さあ、どうしようかな。
毛糸選びだけで もうしばらく時間がかかりそう。

最近はパターンを書き卸すデザインばかりで 頭の中は さらに細かくパターン化されてきてしまっている。久しぶりのFreeForm 果たして 脳みそはFreeFormに対応できるかしら。