毎週水曜日はTerryのアトリエに行っています。

今日のアトリエでの話題は、先日FFグループで講師をしたときに、ある人がいきなり帰ってしまった時のこと。そのときの状況は彼女の編んだものが 私の編んだもののようにならなくて、相談にのっている最中だった。
彼女のどこが間違っているのかを探して、ああではないか こうではないかとしているときに、彼女が”もうわたしには無理!”と立ち上がっていきなり帰ってしまうという結果に。理由は私の足りない英語能力だったのか、それとも対応能力だったのか。。
今度ワークショップをするときにまた同じような状況になるのではと思い、経験豊富のTerryとConnyに相談してみました。

教える立場の心得

  • 生徒の立場を尊重。

”いろいろと試した結果、、、、”とか”私の経験上、、、XXするとうまくいく”などのように、自分の方法を強制はしない。
生徒が私の説明をしたようにしたがらない場合(自分の方法を通したがるとき)はそのままにしておく。

  • 生徒の間違いを強調しない

恐らくXXしたほうがいいかと思う、という風に違う方法もあるかもという風に選択を渡す

  • 実演で説明するとき

生徒のものを借りるときは使っていいか、それとも自分の物を持ってきて説明したほうがいいか、、を必ず聞く。
生徒のものを使って実演したときはそれを元通りにして彼女に返す

ワークショップの最初に

  • 自己紹介をしてもらう(これらを書き留めておくとよい)

編み物経験はどのくらいか
今回の参加理由、何を習得して帰りたいのか
名前は覚えつらいのでステッカーに書いてもらい胸に貼ってもらう

とても参考になる話でした。まだまだアイディアを教えてもらったけど、たくさんすぎて今全部は書き出せないので、思い出し次第付け加えて保存しておこうと思います。

また今まで3カ国にすむ経験で、国に関係なく人はみんな同じ。周りの人に気を使う人もいれば、感情を表に出す人もいれば、相手の言葉に敏感に感じ取る人もいるのだと感じました。アメリカ人は気持ちをストレートに出すという話を良く聞くけど、ストレートに出すときはみんな全く悪気がないときで、悪気があるときは口にださないと思い、その気持ちはみんなどの国でも同じ。
ただアメリカでは感情をまるで子どものようにストレートに出す人に2人出会い最初は圧倒されてしまったけど、今は、2人とも人を傷つけるつもりは全くないのだということがわかるようになりました。その2人は時間をかけて自分で解決してまた何もなかったかようにみんなの輪に入ってきて、これは日本では見かけない状況でした。


[ワークショップ] サンプル

巾着のサンプルが少し出来上がってきたので見てもらいました。
感想は、サンプルに日本的なものがみえるとのこと。アメリカで手に入れた毛糸のみで作ったもので、日本は全く意識していなかったのに、日本的だと言われて驚きました。やっぱり私の中には無意識のうちに日本で吸収した何かがあって、自然とでてくるのかなって思ったらとてもうれしかった。
今回のワークショップは表向きは”巾着”がテーマだけど、実際には物つくりではなく、Surface Designをテーマになるだろうという方向が決められてきて
Terryとの出会いは、私の中で気がついてなかった色々なものを発見させてくれるという貴重なものだといつも実感させられます。
私もそんな風に誰かの中の発見ができるような人にもなりたいな。