Joan Schrouder's Class

Yumiko-A2010-01-17

今週末の昨日と今日、2日間、Joan Schrouderのワークショップに参加しました。
Joanは フェリーや アメリカのあちこちで行われるショーではクラスを必ず教えていて 名の知れているデザイナー。
彼女は 今週オレゴン州からアリゾナに来ていて、たくさんのワークショップをしているけれど、中でも私には一番必要だと思った Set In Sleeveのクラスに申し込んでいた。
こんなチャンスはないから ほかにも彼女のクラスをとりたかったけれど、先週末もカリフォルニアにでかけていたので、夫に遠慮してしまった。。。 ひとつだけでも参加できることに感謝しなくちゃ いけないと言い聞かせて。

このクラスは 何かを仕上げるとか 新しいテクニックを学ぶというクラスではなくて、
彼女の作ったテキストに沿って、サンプルをつくって、自分のサイズをはかって、グラフ用紙に形を書いていくお勉強クラスでした。

難しかったのは、たとえば ”肩幅は通常13インチから16インチくらいだから”というと 私はまず Thirteenという言葉を13と日本語に直して、その後13インチをセンチメートルに直したりとしていると次の彼女の言葉を聞き逃してしまうこと。これが 四六時中で、どれだけのことを 聞き逃してしまったのだろうか。質問をしたいと思っても、もしかして聞き逃したことばかり 再度聞いている可能性を考えて、思うように質問ができなかった。以前 いくら2ヶ国語が流暢に話せるようになったとしても、数字だけは 母国語で考えるもの、と聞いた事があって、それを思い出した。インチでは長さのイメージがわかないけれど、センチメートルだったら なんとなくイメージが浮かんでくるのも そういうことかな。

私が今回 このクラスに興味があったのは デザインをするときに、体のサイズの大きさによって どのくらい袖くりや 袖の深さに差が出てくるかということ。でも クラスをとってわかったのは、デザインをするクラスではなくて、本に載っているデザインを自分の体に合わせて編みたい場合はというクラス。もう一度クラスの内容を読んでみると 確かにそう書いてあるではないか・・・
Set In Sleeveでのクラスは 袖のことだけかと思っていたけれど、身頃の肩周り、後身頃の襟まわり、前身頃の襟まわり、袖口の広さ、ほかにも いろいろな細かいところまでの説明があった。私の質問すべてに答えが出たわけではないけれど、答えが出たものもあるし、そのほか 学んだことがたくさんあった。
彼女の方法は 採寸から入っていて、身頃を編んで 肩をはいだ後、袖くりから目を拾ってShort Rowで編んでいく方法。これも面白かった。彼女は頭が数字で出来上がっているような人。飛び交う質問に ばしばし数字を入れながら答えていた。

2日目の帰り道では どっと疲れを感じた。ずっと座っていたけれど、頭を使うってこんなに疲れるんだったっけ?学生のときは 疲れていなかったような気がするから、集中して勉強していなかったのかな。