今年の最初の日記はカリフォルニアのロングビーチで書いています。写真は 今日 コーヒーで一息ついているときに見えた景色。私は1997−1998年に カリフォルニアに住んでいました。アリゾナのサンセットとは雰囲気がちょっと違って、懐かしい景色。
明日から行われるニットショーのためにここカリフォルニアに来ました。
今年発売予定の本のためのプロモーションのためで、本のデザインは公表しないけれど、これまで 個々に出してきたデザインを並べるらしい。
毛糸会社の持っているサンプル以外に私が持っているサンプルは私が持っていくことになっている。紛失も考えると スーツケースは飛行機機内に持ち込むことにした。よって 私の着る洋服は最低限に減らすことになり、防寒用の洋服はなし、サングラスさえ 入れる場所がないほどだ。

アリゾナのエアポートで 飛行機を待っているときに 偶然同じニットショーに行く人とあって、一人旅の予定が3人旅になった。一人は毛糸店をもつオーナーで もう一人はニットデザイナーだった。カリフォルニアの会場に着くまでの飛行機とタクシーの中では 自己紹介や毛糸、デザインの情報交換で お互いの好きなことばかりで 話は途切れることがなかった。
この中の会話でいまだに理解できていないことは BackgroundがFiberからか Fashionからかという質問。毛糸店のオーナーがニットデザイナーである私たち二人に聞いてきた質問なのだけど、彼女はFiberと答えた。Fiberの意味もわかるし Fashionの意味もわかるけれど、私はいったいどちらなのかわからない。どう違うのかと質問を返してみたけれど、その説明にも ぴたっ理解できるものがなく 結局 答えられないまま会場に到着して私たちは別れた。
会場に入ってから 偶然通りすがりの人との会話でも 同じ質問を聞かれた。これって 共通する質問なのかしら? 次回のために きちんと理解しておかなくっちゃね。

去年の途中から新しく担当になった彼とは メールでは連絡をとりあっていたけれど 顔をあわせるのは今日が始めて。思っていたよりも ソフトで 明るい男性だった。一安心。

夜になって 前夜祭のファッションショーが行われた。毛糸会社や出版会社別に モデルが登場してくるのだけれど、多くのデザインが手作りと思えないほど きれいなラインを出したり、きれいな編地で 観客は大きな拍手を送ったり、素敵ね〜というため息があちこちから聞こえてきた。ものすごく手をかけて 計算されて作られたデザインは こんなに好きな人がいっぱいいるんだ。
これらのデザインとは別のタイプで 個性的で 手作りだからこそのデザインを発表した会社が二つあった。私は好きだったけれど、大勢から評価されているような様子ではなく、少人数派なのだと ちょっとびっくりした。私の目指すのは きっとこちらのデザインタイプ。大勢の人でなくてもいいから、私のスタイルだから好きといってくれるような人に見てもらえる 個性のあるデザインを作れるグループにはいりたいと思った。あれは 裕美子がデザインしたものでしょ、とデザイナーの名前が書いてなくてもわかるようなデザイン。でも それは私の気持ちであって、ビジネスとしてこれでいいのかという不安もないわけではない。でも 気持ちははっきりとしてしまった。

ファッションショーの後は すでに 9時を過ぎていたけれど、みんなでディナーに出かけ、ホテルに戻ったのは12時過ぎ。普段 6時前には夕食を済ませ、9時にはパジャマで編み物をしている私のスケジュールに比べたら かなり遅い時間帯。
シャワーを浴びて メールをチェックしたら 息子たちのバスケットボールのコーチから 明日の試合の時間変更が届いてた。11時の予定が3時間早まって8時になったと書いてある!今日、息子たちは グランマの家にお泊りをしているのだ。とりあえず グランマにメールを転送したけれど、明日の朝 早起きしてグランマに電話をしてみよう。もう寝なくっちゃ。何時間眠れるんだろう。。