Yumiko-A2009-01-21

今日は毛糸会社のオーナーとのミーティング。出来上がっている9個のデザインと途中経過のデザインも持って 張り切って出発。
オーナーは 相変わらず気さくで人間性がとてもよくでているような人で 気持のいい時間を過ごせました。10月の終わりに 毛糸会社でのキックオフミーティングのことがとても懐かしく思い出されて またあのオフィスで一緒に数日仕事をしたいなあ・・・ってミーティング中に思いにふけっていた。
今は 時々アシスタントをしてくれている人と一緒に編み物はしているけれど、基本的には自分一人でスケジュールを決めて ひたすらこなしていっているので、人と一緒に交わりながらする仕事の時間が ちょっと恋しくなってきた。あのようなオフィスで人に囲まれて仕事をするのは 気持がシャキっとしていいな。

今日のミーティングは オーナー以外に、毛糸会社のセールスの人や私の友人である毛糸店のオーナーのテリーとキャンディも一緒だった。
今後のプランとして 本の出版後に ワークショップを開いて 人との交流の場を作るアイディアがあるとオーナーがいい始めた。多くのデザイナーがそうすることを知っていたけれど 私は 教えるという立場には向いていないと思っているのだけど そうしなくちゃ駄目なのかな。。なんて思って黙って聞いていた。でも テリーとキャンディが、裕美子の性格を考えるとワークショップというアイディアよりも。。。。と理由を添えて他のアイディアを いろいろ出してくれた。私を良く知る友人としての意見にオーナーもかなり納得。こういうこと言ってもいいんだあ、、と私は ただ聞いているだけだったけれど 実際に私はこういう風にうまく言えない。言わずに つい頑張ってやってしまうことのほうが いいかなって思ってしまう。きっと 伝えれば相手は理解してくれると思っているけど、ついつい余計なことまで考えてしまって。。

今日持って行ったデザインは その辺りに居た15人ほどのお客さんを混ぜて お披露目をした。色を組み合わせたものと 1色だけのものと どちらもバランスをとりながらデザインをしているけれど 多くの人は 実際に作れて着ることができる一色だけ使ってあるデザインのほうが興味があるようだった。色には好みもあるし、自分好みに色を変えるのも大変だしね。私としては 色をたくさん使う方が何度もスワッチをして 色々と考えるので手が掛かっているデザイン。そっちに興味がわかないのは ちょっと残念だったかな。形も 短めだったり ちょっと個性的なものよりも シンプルで実用的な形のほうが みんなの感心あり。やっぱり 着れないと意味がないものね。

人の興味の持つデザインをしていくのか。それとも自分の好きなデザインをしていくのか。ということは 仕事にしていく上での分かれ道。本を出版するんだから多くの人に使ってもらいたいというのも 本当だし、少なくても 私の好きなデザインが好きだからこそ 買うっていう人に買ってもらいたいというのも本当。
って考えることも時々あるけれど
手編みだからこそできるデザインを 楽しく編んで、楽しく着る。ということを伝えられる本に仕上がったらいいなあ。